くせ毛でも髪型をストレートにする方法。
縮毛矯正がありますね。
じゃあ、縮毛矯正やストレートパーマをあてることなくストレートにする、ようするに、カットやセットだけでストレートにできるのか?
そんなことが可能なら、くせ毛に悩む人も縮毛矯正というメニューも存在しないのではないでしょうか?
くせ毛の人の髪型をカットやセットだけで完全にストレートにするのは難しい……。
けれど、ストレートに“近づける”ことはできます。
ということで、くせ毛を「ストレートに“する”」のではなく「ストレートに“近づける”」テクニックを紹介します。
くせ毛の人が髪型をストレートに近づけたいなら、ひとつは持っていたいのがストレートアイロンです。
ストレートアイロンとは、ストレートに仕上げる用のヘアアイロンです。
別名をコテ。
髪の毛を挟んで熱を加えることでまっすぐになります。
【メリット】
・手軽にストレートにできる
・縮毛矯正やストレートパーマよりも安価
自宅で自分でストレートにできるわけですから、縮毛矯正やストレートパーマよりも手軽ですし、ストレートアイロンを購入する初期費用がかかるとしても、縮毛矯正並びにストレートパーマの施術費用よりは安価で済みます。
ただし、デメリットもあります。
【デメリット】
・自分でセットしなければならない
・毎回セットし直さなければならない
・せっかくストレートにしても湿気などでくせが出る
・熱を加えるので髪の毛が傷む
ストレートアイロンは手軽にストレートにできるのが最大の魅力です。
でも、その作業をするのは自分なんですよね。
だから、自分が頑張ってストレートアイロンを使わなければならないし、しかも、毎日ストレートにしたいなら毎日セットしなければなりません。
そして、せっかくセットを頑張ったのに雨の日はセットがくずれてもとのくせ毛に戻ってしまうということも。
つまり、ストレートアイロンは「すぐにリセットされるタイプのストレート」だということです。
逆に、縮毛矯正は「リセットされにくいタイプのストレート」。
だからこそ、お金と時間をかけてでも縮毛矯正を選ぶ人がいるわけです。
そういうわけで、ストレートアイロンはメリットよりもデメリットのほうが残念ながら多いです。 ですが、ストレートに近づける第一歩目としては適しているのではないでしょうか。
ストレートアイロンを使用する際にはスタイリング剤もしくはヘアケアアイテムが必須です。
熱を与えると髪の毛はどうしても傷みます。
少しでも痛みにくくするために保護する目的でスタイリング剤やヘアケアアイテムを使ってください。
傷むとくせが強くなります。
ストレートに近づけたいなら、髪のダメージを予防改善することも重要になってくるのです。
ストレートアイロンに限った話ではなくドライヤーでも同じことが言えます。
ドライヤーで髪の毛を乾かす際にはアウトバストリートメントなどを使うことを推奨します。
ところで、ドライヤーを使ったほうが髪の毛は傷むのでしょうか、傷まないのでしょうか。
どちらだと思いますか?
近年では、ドライヤーで髪の毛を乾かしましょうと美容師に言われることが増えています。
しかし、ドライヤーもまた“熱”です。
ストレートアイロンほど高熱にならないとしても熱は熱です。
ですから、ドライヤーの熱風に当てる時間は長いよりも短いほうがいいです。
ただ、ドライヤーの熱風に当てる時間を減らそうとある程度自然乾燥させてからドライヤーを使うことは、くせ毛の方にはおすすめできません。
というのも、自然乾燥させた時間のぶんだけ、くせが出るからです。
くせ毛でも濡れた状態だとある程度まっすぐになります。
これは仮の数字ですが、30分間自然乾燥させたら30パーセントのくせが、50分乾燥させたら50パーセントのくせが。
そこから巻き返そうとしても、すでにくせが出てしまっているわけで。
くせが出てからドライヤーを使うよりもくせが出る前にドライヤーを使ったほうが、くせが強く出ません。
とはいえ、ドライヤーの熱風に当てる時間が長くなると髪が傷む、髪が傷むとくせ毛が悪化する。
どうしろとと思いますよね。
タオルドライをしてください!
しっかりタオルドライをしてからドライヤーを使うと、熱風に当てる時間が短くなります。
また、タオルドライ後に目の粗いコームで梳かしてまっすぐにしてからドライヤーを使うようにしてみてください。
このタオルドライ及び目の粗いコームで梳かすのは、SBCPのブランドオーナーであり現役美容師でもあるSAYURIの著書「人生を変える髪の魔法」にも書いてあるテクニックです。
くせ毛を縮毛矯正することなくストレートに近づけるにはどうしたらいいのかという話をしているわけですが、実を言うと、「どんなストレートにしたいのか」で話が変わってきます。
縮毛矯正することなくと言っておいてなんですが、くせ毛の人が完全な直毛にしようと思ったら、やはり縮毛矯正が確実なんですね。
しかしながら、縮毛矯正をかけるとパーマがかかりづらくなります。
縮毛矯正は直毛の状態を固定しているので、そこからパーマの状態を固定できません。
極端な話、毛先を内巻きにすることも難しくなります。
よって、ストレートにすることでいろんな髪型を楽しみたいという思いの中にパーマスタイルや巻き髪スタイルも入っているなら、縮毛矯正は適していません。
だったら、縮毛矯正よりもストレートパーマのほうがいいです。
が、くせが強いとストレートパーマではストレートにならない!
ふたたび、どうしろとと思いますよね。
改めて確認ですが。
ストレートにしたいイコール扱いやすくしたいということではないでしょうか?
そうであれば、STEP BONE CUTがその「扱いやすくする」お手伝いをします。
STEP BONE CUTはくせ毛が扱いやすくなります。
なぜなら、切り方が一般的な切り方と違うからです。
一般的なカット方法では、くせが強い部分と弱い部分とでボリュームを変えることができません。
数字を使って例えると、
一般的なカット技術:くせが強い部分も弱い部分もくせがない部分も2のボリュームにする
STEP BONE CUT:くせが強い部分は1、弱い部分は2、くせがない部分は3とボリューム調整する
こういう違いがあるのだと思ってください。
この違いゆえに、くせ毛でも扱いやすくなり、ストレートヘアという髪型に固執しなくても済むようになります。
くせ毛が髪型を完全なストレートにしようと思ったら、真っ先に浮かぶ選択肢は縮毛矯正です。
ですが、縮毛矯正は完全無欠ではなく、お金も時間もかかる、髪が傷む、パーマがかかりづらくなるといったデメリットもあります。
そういう縮毛矯正よりも手軽なのがストレートアイロンを使ったヘアセットです。
が!
やはりというかなんというか、これにもデメリットがあります。
あたりまえですがセットするのは自分の力、かつ、毎回セットし直さなければなりませんから、毎回毎回自分が頑張るほかありません。
けれど、頑張ってセットした髪でも湿気などの影響を受けるとくせ毛が戻ってしまいます。
さらに、高熱を加えるので髪の毛はどうしても傷みます。
ちなみに、髪が濡れている状態でストレートアイロンを使うとものすごく傷むので要注意です!
傷むとくせ毛が悪化しますから、ストレートアイロンやドライヤーを使う際にはスタイリング剤やアウトバストリートメントに代表されるヘアケアアイテムも使いましょう。
あとは、ストレートにしたい理由が「直毛にしたい」ではなくただただ「扱いやすくしたい」ならSTEP BONE CUTがお手伝いできます。
くせ毛が扱いやすくなるようにボリュームを調整できるカット技術だからです。
縮毛矯正は最後の最後の手段。
まずは、くせ毛を「ストレートに“する”」のではなく「ストレートに“近づける”」ことを試してみる。
それから縮毛矯正を検討するのでも遅くはありません。