くせ毛向きのテクニックでスタイリングに関する物をいくつか紹介します。
テクニックというよりも、むしろ、特別なテクニックを必要とせずにスタイリングできるコツのようなものです。
「こうするとくせ毛の扱いが楽になるよ」というポイントをお話ししますので、物は試しと軽い気持ちで試してみてください。
くせ毛の人が特別なテクニックを要することなくスタイリングできたら、楽ですよね。
「こうしたらいいよ!」と言われても、髪の毛のプロである美容師だからできるテクニックを駆使しなければならないとしたら、実行できません。
テクニックいらずのスタイリングは、髪の毛の乾かし方にかかっています。
今時の美容師は自然乾燥は良くないと口を酸っぱくして言いますが、確かに、くせ毛だと特に自然乾燥しているあいだにくせが固定されてしまいますので良くないのですが、ドライヤーで乾かすのも良し悪しです。
良し悪しというか、ドライヤーにはメリットもあればデメリットもあり、そこを理解していないと間違った使い方をしてしまいがちです。
そして、間違った使い方をすると、自然乾燥をしないでドライヤーを使ったにも関わらず髪が傷んだ上にくせが悪化した!などということになりかねません。
正しいドライヤーの使い方は、
1.まずタオルドライで丁寧に水分を除去
2.目の粗いコームで髪を梳かしてまっすぐにする
3.ドライヤーを髪の毛から10センチ以上離す
4.乾かし切るのではなくだいたい乾いたら冷風に切り替える
5.最後に必ず冷風を当てる
これは、くせ毛をテクニックなしにスタイリングしやすくする乾かし方でもあります。
ドライヤーはコテ(ヘアアイロン)ほど高温になりませんが、それでも髪の毛を乾かすほどの温度はあります。
髪の毛は熱を得意としていません。
髪の毛を構成しているのはたんぱく質で、たんぱく質は熱で変質します。
玉子に熱を加えると固まりますよね?
玉子を構成しているのもたんぱく質です。
たんぱく質が熱で変化することをたんぱく質変性と言います。
ドライヤーやコテで髪の毛を乾かし過ぎるとそれはもうたんぱく質変性が起きてしまっているので、ゆで卵が生卵に戻らないように、トリートメントなどでケアしても完全にもとには戻りません。
髪の毛がびしょ濡れの状態だとたんぱく質変性が起きやすくなります。
よって、タオルドライが必須!
くせ毛の場合は目の粗いコームを使ってくせを伸ばしておくことも重要です。
たんぱく質変性が起きないように、起きてくせが悪化しないように、ドライヤーは必要最低限の使用時間にとどめましょう。
それと、最後に冷風を当てると、熱で開く性質を持つキューティクルを閉じ、開いたキューティクルから髪の毛の中の栄養が出てきてしまうのを予防することに繋がります。
くせ毛の人がテクニックを駆使してスタイリングする。
それが可能なら、それもありです。
でも、テクニックなんて持ってないからテクニックなしでもスタイリングしたいということであれば、テクニックなしでも大丈夫なようにしましょう。
どうやって大丈夫にするのか?
それは、「梳かない」です。
厳密には、「梳き過ぎない」ですね。
くせ毛の人は髪の毛が広がったり、ボリューミーになったりします。
それをどうにかしようと梳いてくださいとオーダーしがちなのですが、梳き過ぎるとくせを落ち着かせていた重みがなくなるせいでくせが落ち着くどころか悪化します。
梳き過ぎなければいいんじゃないのという話ではあるものの、梳いてくださいとオーダーされたら美容師は梳くしかできません。
そう考えると、「梳いてください」よりも「梳き過ぎないでください」が適切なオーダーとなります。
梳いた直後は良くても伸びてくるごとにスタイリングしづらくなることが懸念されますので、なるべく梳かない方向で!
あとは、 STEP BONE CUTは梳くのとはまったく異なるカット技術でくせ毛を扱いやすくしますので、STEP BONE CUTもご検討ください。
くせ毛の人がスタイリングを楽にするごく簡単なテクニックもいくつか紹介します。
・スタイリング剤をつけないよりつける
・アウトバストリートメントをつける
・インバストリートメントでケアする
どれもこれも基本的に「つけるだけ」です。
テクニックにも満たないような物事ですが、何もしないことにくらべたらこれらも立派なテクニックです。
スタイリング剤をつけないよりもつけたほうがスタイリングは楽になります。
スタイリングの“何かつけてます感”が苦手ならアウトバストリートメントでもOKですし、アウトバストリートメントにはドライヤーの熱から髪の毛を保護する効果もあるのでなおのこと使ってほしいアイテムです。
傷むとくせが悪化することを踏まえ、補修成分が入っているインバストリートメント(ヘアマスク)でケアしたほうが、よりいっそうとテクニックいらずでスタイリングしやすくなります。
ただ、乾燥もくせ毛の大敵とはいえ、ウェットな状態もくせ毛には良くないということをお忘れなく。
スタイリング剤にしてもアウトバストリートメントにしても、つけ過ぎてウェットな状態になるとくせが強く出てしまいます。
そういう意味では、「適量を使う」のも、くせ毛がスタイリングを楽にするテクニックのひとつと言えるかもしれません。
くせ毛がテクニックなしでもスタイリングを楽にする、あるいは、くせ毛がスタイリングを楽にするテクニックを紹介しました。
*髪の毛はタオルドライ後にドライヤーを使って乾かし過ぎずに冷風で仕上げる
*髪を切る時に梳き過ぎない
*スタイリング剤やアウトバストリートメントを使う、でも、つけ過ぎない
*インバストリートメント(ヘアマスク)でダメージを補修する
どれもテクニックというよりもテクニックいらずだと言えるほどに難しくない物事です。
「梳き過ぎない」以外は今日からでも始められそうですね。
梳かないでくせ毛を扱いやすくするSTEP BONE CUTもくせ毛のスタイリングを楽にしますので、ご検討ください。
STEP BONE CUTのPRODUCTSであるSBCPのシリーズには、くせ毛に合わせて比率を変えて使えるスタイリング剤、「 生ミネラルジェル+」と「生ミネラルオイル+ 」、たった1分放置するだけでいいヘアマスク、「SBCP 生ミネラルマスク+」があります。
ホームケアは頑張れば頑張るほどくせ毛が扱いやすくなって報われます。
STEP BONE CUTと合わせてSBCPのホームケアアイテムも是非ご検討ください。