キューティクルは修復できません。
なぜなら、キューティクルは再生できないからです。
キューティクルがはがれ落ちると、再生しない・できないので、はがれ落ちたままになります。
逆に考えると、はがれ落ちなければ何とかなりそうですよね。
実際、はがれ落ちる前に何とかできればキューティクルは修復可能です。
その“何とか”する方法についてまとめます。
キューティクルが修復できないというのは、自己修復できないという意味です。
自己修復と聞くとちょっとロボットぽいでしょうか。
キューティクルには自分で自分を治す力がないのです。
人間には自然治癒力が備わっています。
ケガをしても病気になっても自分で治す力が自然治癒力です。
そういう人間の髪の毛の最外殻・キューティクルには自然治癒力がありません。
爪も割れると割れっぱなしになりますよね?
髪にしても爪にしても伸びはすれど、割れたりなんだりした際にそれを自分では治せないんですね。
そもそもキューティクルとはどういう存在なのかというと、髪の毛のもっとも外側にあるウロコ状のものです。
ウロコ状、かつ、上のほうがくっついていて下のほうが開きます。
逆毛を立てるのが良くないと聞いたことはないでしょうか?
あれは開く性質を持っているキューティクルを逆方向から強引に開かせるようなもので、キューティクルがはがれやすくなるからです。
ウロコ1枚1枚の上のほうはくっついていても下のほうはくっついていないキューティクルは、開きます。
開くスイッチは「濡れること」と「一定以上の温度」です。
「乾かすこと」と「一定以下の温度」が閉じるスイッチなので、1回でも開いたら2度と閉じないわけではないのですが……。
開いている時間が長くなると開きっぱなしになり、開きっぱなしになると何かの拍子にはがれ落ちます。
それこそ、逆毛を立てる時みたいに逆方向に髪を梳かすことでもはがれ落ちます。
そして、はがれ落ちたキューティクルは再生しませんから新しく生えてくることはなく、はがれ落ちたままとなります。
繰り返しますが、キューティクルは自己修復できません。
はがれ落ちたら生えてこないので、キューティクルが欠けたままとなります。
キューティクルが欠けた箇所から水分や栄養が流出してスカスカになる上に、本来は疎水性と言って水をはじく性質を持っているはずなのに親水性と言って水になじむ性質に傾きます。 そうなると、髪が乾きにくくなるほどの水気を持って髪の毛に必要な油分をシャットアウトし、髪がパサパサになってしまいます。
キューティクルは自己修復できない、だからといって放っておくと、髪は傷む一方だということ。
よって、修復を手伝ってあげる必要があります。
はがれ落ちたら再生しないのですから、はがれ落ちないようにしなければなりません。
そのためには、
*キューティクルが開きっぱなしにならないように
*開いても閉じるように
することが大切です。
ヘアマスクやトリートメントの中には、開いたキューティクルを閉じる効果のある成分を配合している物があります。
「SBCP 生ミネラルマスク+」もそういうヘアマスクです。
はがれ落ちる前に、ヘアマスク。
開きっぱなしになる前に、ヘアマスク。
早め早めにリカバリーすることで、キューティクルがはがれ落ちて修復不可能になることを防げます。
「SBCP 生ミネラルマスク+」を筆頭に、ヘアマスクやトリートメントといった補修成分を豊富に含んでいるヘアケアアイテムであれば、キューティクルを閉じる効果のある成分が配合されていることがあります。
では、そういった物を使うことなくキューティクルを修復することは可能なのでしょうか?
キューティクルは濡れると開きます。
でも、乾けば閉じます。
キューティクルは一定温度以上に温まると開きます。
でも、冷やせば閉じます。
シャンプーしたとしても、プールに入ったとしても、ドライヤーで乾かせば開いたキューティクルは閉じます。
乾いたあとに温度が上がり過ぎるとふたたびキューティクルが開いてしまうものの、冷風モードで仕上げれば冷やされて閉じます。
が、しかし、この方法では、すでに開きっぱなしになっているキューティクルは閉じません。
一時的に開いたキューティクルであれば閉じられるけれど、開きっぱなしになっているキューティクルは乾いても冷やしてもずっと開いたままなんですね。
そうなるともう、キューティクルを閉じる効果のある成分などのサポートがないと、キューティクルを閉じさせることは難しいです。
キューティクルは自己修復しないので、開きっぱなしになってしまったら開いたまま、はがれ落ちてしまったら落ちたままとなります。
少しずつ閉じるように回復していったり、はがれ落ちた箇所が再生したりしません。
ただ、修復成分を受け付けないわけではありません。
したがって、キューティクルを閉じる成分を与えてあげれば、その場合は修復します。
すなわち、キューティクルが閉じるようになります。
開きっぱなしになってさえいなければ、濡れたら乾かすといった基本的な対処でキューティクルは閉じます。
ドライヤーで乾かす際に長時間高温の温風に当てるとそれもまたキューティクルが開く原因ですが、冷風を当てれば閉じるので大丈夫です。
キューティクルは自己修復しないからこそ、キューティクルを閉じる成分を配合しているヘアマスク類ではがれ落ちないように予防していきましょう。
「SBCP 生ミネラルマスク+」はキューティクルを閉じる成分を配合しています。
更に、キューティクルの代わりになるメドゥフォーム‐δ‐ラクトンも配合。
すでにキューティクルがはがれ落ちてしまっている髪にもお使いいただけます。