ヒキオコシ葉及び茎のエキスは頭皮の新陳代謝を高めます。
ヒキオコシという植物名はあまり耳なじみがないかもしれません。
外来種などではなく日本に昔から存在している植物です。
弘法大使こと真言宗の開祖である空海が腹痛で倒れていた旅人にヒキオコシを飲ませ、旅人が元気を取り戻したという逸話があります。
病人を引き起こすくらい元気になれる植物だからヒキオコシという名前がついた、と。
空海は平安時代の人物ですからヒキオコシは少なくとも平安時代から存在しているわけですね。
空海が旅人の命を救ったエピソードゆえに延命草とも呼ばれるヒキオコシですが、生薬になっている一方で育毛剤やシャンプーに配合されています。
ヒキオコシ葉及び茎のエキスが頭皮にどんなメリットをもたらすのかをまとめます。
ヒキオコシ葉/茎エキスは「SBCP 生ミネラルシャンプー+」並びに「「生ミネラルトリートメント+」に配合されている12種類の植物由来エキスのうちのひとつです。
植物はアレルギー反応を起こすことがあります。
有名なのはスギやヒノキに対するアレルギー反応。
いわゆる花粉症です。
スギやヒノキ以外にもブタクサなどアレルゲンになる植物はたくさんありますから、植物系のアレルギーを持っている人にしてみたら植物由来だからといって優しいとは断言できません。
しかしながら、古来より植物は人間の暮らしに寄り添っていました。
ハーブティーのように現代にいたるまで残っている物も多いです。
延命草という名前を持つヒキオコシもそうです。
病院で処方されるような薬そのものではないものの胃の働きを良くする効能があるとされ、漢方薬になっています。
つまり、植物の持つチカラは人間にとって役に立つ物があるということ。
ヒキオコシ葉/茎エキスもそういう植物の持つチカラのひとつで、主に頭皮を健やかにします。
植物はアレルゲンになりますがしかし、それを言うならどんな物もアレルゲンになりえます。
植物由来成分は副作用が起きにくいというメリットがありますので、シソ科のアレルギーを持っていないのであれば安心して使える成分です。
ヒキオコシ葉/茎エキスは頭皮を健やかにします。
具体的には、
*皮膚の新陳代謝を高める
*血行を促進する
*炎症に抗う
といった作用があります。
“頭皮を”というか、正しくは、“皮膚を”ですね。
皮膚の新陳代謝を高め、血行を促進し、炎症に抗う。
頭皮も皮膚。
だから、頭皮の新陳代謝を高め、血行を促進し、炎症に抗うのです。
これらの作用を持つヒキオコシ葉/茎エキスは、化粧品、化粧水などのスキンケアアイテムからシャンプーなどのヘアケアアイテムまで幅広く配合されています。
植物由来成分で副作用が起きにくいことに加え抗炎症作用があるため、敏感肌向け化粧品に配合されることもあります。
ヒキオコシ葉/茎エキスの作用について掘り下げます。
まず、血行を促進する点。
血行とは、血の流れ、血の巡りのことです。
悪いよりも良いほうがいいのだと思ってください。
というのも、血行が悪いと手足が冷たくなるなどの弊害が起きます。
頭皮の血行ももちろん悪いよりも良いほうがいいです。
なぜなら、頭皮の血行が悪くなると髪の毛が生えにくくなるからです。
血行が悪くて冷たくなった手足が動かしにくいように、血行が悪い頭皮は血行が良い頭皮とくらべて発毛しにくくなります。
ゆえに、頭皮の血行を良くすることは育毛に繋がります。
次に、炎症に抗う点。
炎症に抗って炎症をなかったことにする、炎症を落ち着かせる、これを抗炎症作用と言います。
体調が悪いと何をするにもやる気が起きませんよね?
頭皮も炎症という不良を起こしていると発毛する元気がなくなってしまいます。
発毛するには炎症を落ち着かせてあげる必要があるということ。
ゆえに、頭皮の炎症に抗うことは育毛に繋がります。
ヒキオコシ葉/茎エキスの作用において特筆すべきは新陳代謝を高める点です。
血行促進については、何らかの成分に頼らずとも、自分の手で頭皮マッサージをしたり、シャンプーブラシやブラッシングブラシを使ってブラッシングしたりすることで血行を良くすることは可能です。
炎症については、そもそも炎症を起こしていなければ気にしなくて大丈夫です。
何らかの成分の力を借りたいとしても、ボタンエキスなど血行促進並びに抗炎症作用を持つ成分はヒキオコシ葉/茎エキス以外にもあります。
しかしながら、新陳代謝を高めるのはヒキオコシ葉/茎エキスの強みです。
皮膚の新陳代謝、別名を、皮膚のターンオーバー。
古い皮膚細胞と新しい皮膚細胞との入れ替わりのことです。
皮膚にもともと備わっている機能で放っておいても古い皮膚細胞と新しい皮膚細胞とが入れ替わるようになっているのですがしかし、加齢やストレスなどが原因となって周期が乱れることがあります。
髪の毛の土壌である頭皮のターンオーバーの周期が極端に長くなると健やかな髪は生えてきません。
加齢で否が応にも長くなる周期を、新陳代謝を促進することで極端に長くならないように整える。
ヒキオコシ葉/茎エキスにはそんな強みがあり、その強みが育毛にプラスに働きます。
ヒキオコシ葉/茎エキスが頭皮環境を整えるというのは、
1.血行を促進し、
2.炎症に抗い、
3.頭皮の新陳代謝を高める
からです。
いずれも、そうやって頭皮を整えることが育毛に繋がります。
そのため、ヒキオコシ葉/茎エキスを配合している育毛剤や育毛シャンプーは数多くあります。
頭皮に限らず皮膚そのものにとってもメリットがあるため、スキンケア製品に配合されていることもめずらしくありません。
また、植物由来成分で副作用が起きにくいということで敏感肌向けの製品に配合されていることもあります。
血行促進作用や抗炎症作用は、プラスの作用ではありますが、レアと言えるほどレアな作用ではなく、例えばボタンエキスなどにもある作用です。
血行促進ならばマッサージでも同様に血行を良くすることは可能でもあります。
しかしながら、新陳代謝を高めるとなると、自分の手でマッサージしたところでそう上手く事は運びません。
ましてや、新陳代謝という機能は加齢と共に低下する機能。
そういう機能を促進する作用というのは強み以外の何物でもありません。
SBCPでは「SBCP 生ミネラルシャンプー+」並びに「生ミネラルトリートメント+」にヒキオコシ葉/茎エキスを配合しています。