アルカニア花エキスなど育毛成分は生やすというよりも健康な髪を育てていく

アルカニア花エキスなど育毛成分は生やすというよりも健康な髪を育てていく

アルカニア花エキスには育毛効果があります。

アニカニア花エキス「には」というよりもアルカニア花エキス「にも」育毛効果がある、と言うべきでしょうか。
ヒキオコシ葉/茎エキスには頭皮環境を整えるという育毛に繋がる効果があるとお話ししました。
また、ローマカミツレ花エキスには皮膚にも髪にも働きかける効果があるとお話ししました。

アルカニア花エキスの育毛効果とそのメリットについてお話しします。




アルカニア花エキスはローマカミツレ花エキスと似ている

アルカニア花エキスはキク科のアルカニアの花から抽出されるエキスです。
アルカニアではなく「アルニカ」と呼んだり表記されたりすることもあります。
キク科植物であることと花から抽出されるエキスであることがローマカミツレ花エキスと似ていますが、アルカニアは黄色い花で、ローマカミツレ(カモミール)は白い花という違いがあります。

花の色は違えど、効能もよく似ています。
ローマカミツレ花エキスの持つ抗炎症作用、鎮静作用、血行促進作用は、アルカニア花エキスも持っている作用です。

では、何が違うのか?
あえて差異を言うならば、抗炎症作用に差があります。

アルカニアの花もローマカミツレの花も、ヨーロッパでは民間治療薬として医薬品の代わりに使われてきました。
ただ、アルカニアの花はどちらかと言えば外用薬に用いられることが多かったようです。
転んだ時にできる傷や捻挫に用いられていた歴史があります。
転んだ時の外傷というと擦り傷や切り傷があるわけですが、アルカニアは擦り傷にも切り傷にも効く万能薬だと言われたのだとか。

これにはちゃんと根拠があります。
アルカニア花エキスには消毒効果があり、つまり、擦り傷でも切り傷でも消毒効果を発揮して傷を悪化させずに治りを早くしていたのです。
それから、消炎作用。
捻挫のみならず、筋肉痛や肩凝りにも効果を発揮するので、怪我にも筋肉にも効くと重宝されていました。
現代でも、アルカニア花エキスの消炎作用を利用している湿布薬があります。




アルカニア花エキスは消炎及び消毒作用が育毛に繋がる

アルカニア花エキスの消炎作用は炎症を消すというか炎症を引かせていって最終的に消すという鎮火みたいな作用です。
ローマカミツレ花エキスの持つ抗炎症作用と何が違うのかというとさほど違いはないのですがしかし、「炎症を消す」のか「炎症に抗う」のかの違いです。
どちらも、炎症を落ち着かせてなかったことにするわけで、最終的な着地点は同じです。
ですので、アルカニア花エキスの消炎作用を抗炎症作用と説明することもあります。

アルカニア花エキスの消炎作用及び消毒作用は、炎症が起きていたり小さな傷があったりしても改善に導いていき、頭皮を健やかにします。

炎症が起きてかゆいからかいてしまって、小さな傷ができる。
小さな傷ができてそこから菌が入って炎症が起きる。
小さな傷の治りかけのかさぶたがかゆくて、かいてしまう。
いずれも頭皮にダメージを与える事柄ですが、消炎作用と消毒作用を兼ね備えているアルカニア花エキスであれば、炎症からの小さな傷でも、小さな傷からの炎症でも、どちらもカバーします。




アルカニア花エキスの育毛は髪ではなく頭皮を健やかにするスタイル

ヒキオコシ葉/茎エキスは、頭皮環境を整えることで育毛に繋げます。
つまり、皮膚寄りの効果。
ローマカミツレ花エキスは、頭皮環境を整えるのみならず髪の毛にも働きかけます。
つまり、皮膚と髪と両方に効果を発揮。
アルカニア花エキスは、ローマカミツレ花エキスと共通点が多いものの、頭皮環境を整えて育毛に繋げる点がヒキオコシ葉/茎エキスと同じです。
つまり、アルカニア花エキスもヒキオコシ葉/茎エキスと同じく皮膚寄りの効果ということです。

頭皮頭皮って、頭皮がそんなに大事?
髪の毛を美しくしたいんだったら髪の毛に良い成分を与えるほうが手っ取り早いんじゃない?
そんな声が聞こえてくるような気がします。

髪の最外殻・キューティクルを保護する成分や補修する成分は確かに必要かつ重要です。
何しろ、熱で開き、濡れても開くという性質を持っているキューティクルは、見た目も性能も傘に似ています。
傘は雨をさえぎってくれる道具ですが、横殴りの雨だと結局濡れてしまいますよね?
すなわち、髪の毛を守っているとはいえキューティクルは堅牢なバリアとは言えません。
だから、キューティクルを補修する成分などは積極的に取り入れるべきです。

しかし、どんなにキューティクルを補修しても、頭皮を放置していては美しい髪になりません。
頭皮は土壌で、髪の毛は作物のようなもの。
ですから、頭皮の環境が良くないとどんなに髪の毛を良くしても付け焼き刃で、良い髪の毛が生えてくるという根本的な美髪になれないのです。

『育毛』というと、男性に必要な効果、あるいは、薄毛の人に必要な効果というイメージを持たれがちです。
でも、女性でも薄毛になることはありますし、将来的に薄毛に悩まされることになる可能性はゼロとは言い切れません。
何より、『育毛』とは単に髪を生やすことではなく「健やかな髪が生えてくるようにすること」です。
健康な髪、美しい髪を目指すのであれば、髪だけなく頭皮から健康にしていきましょう。




まとめ

アルカニア花エキスの育毛はゼロから生やすのではなく頭皮を健やかにする

アルカニア花エキスは、ローマカミツレ花エキスとの共通点が多いです。
キク科植物、花のエキスを抽出した物、抗炎症作用・鎮静作用・血行促進作用を持っています。
ですが、ローマカミツレ花エキスが頭皮と髪と両方に働きかけるのに対して、アルカニア花エキスはヒキオコシ葉/茎エキスと同じく頭皮にのみ働きかけます。

アルカニア花エキスにしても、よく似ているローマカミツレ花エキスにしても、ヒキオコシ葉/茎エキスにしても、いずれも頭皮を健やかにする成分です。
だったら、どれかひとつが配合されていれば事足りるように思えますね。

育毛成分に限らず、植物由来成分は比較的副作用の心配のない成分です。
特に、アルカニアの花やローマカミツレ(カモミール)の花のようなハーブ、ヒキオコシの葉のような生薬は、医薬品が発達していなかった時代から日常に溶け込んでいたのですから、副作用の心配はほぼほぼないと言えます。
けれど、副作用の心配がないということは効き方がマイルドだということでもあります。
劇的に効くというよりもゆるやかに効く。
ゆえに、どれかひとつではなく複数で配合するほうが効果が見込めます。

消炎効果と消毒効果を合わせ持つアルカニア花エキスは頭皮を健やかな状態に導きます。
健やかな頭皮にこそ健やかな髪が生える。
アルカニア花エキスの育毛効果はそういう意味で、ゼロから生やすというのとはちょっと違います。
ちょっと違いますけれどもでも、健やかでない頭皮から新しい髪は生えてきにくいわけで、ゼロから生やしたい人にとっても悪い効果ではありません。




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