ローマカミツレ花エキスは穏やかに頭皮を落ち着かせて健やかにする

ローマカミツレ花エキスは穏やかに頭皮を落ち着かせて健やかにする

ローマカミツレ花エキスとは文字通りローマカミツレの花のエキスのことです。
カミツレは和名で、英名をカモミールやカモマイルと言います。
カモミールという名前がもっとも知名度が高いでしょうか。
鎮静効果があることで知られているカモミール(カミツレ)ですが、ハーブティーとして親しまれているだけでなく、ヘアケアやスキンケアにも有用です。
ハーブティーのイメージが強いカモミール(カミツレ)がどんな風にヘアケア・スキンケアに有用なのかを解説します。




人々の暮らしに寄り添っていた植物・カミツレ(カモミール)

ローマカミツレ花エキスというのは化粧品に配合される際の成分の名前です。
カミツレことカモミールにはローマ(ローマン)カモミールとジャーマンカモミールとがあり、ジャーマンではなくローマンのほうのカミツレの花から抽出したのがローマカミツレ花エキスです。

花の香りはりんごに似ていると言われていて、白い花びらが可愛らしい、マーガレットに似ている花です。
カミツレの歴史はとても古く、古代バビロニアにて薬草として使われてきたとされているので、4千年前から存在していることになります。
日本においても江戸時代には海外から持ち込まれたとのことなので、古来より人々の暮らしに寄り添っていた植物であることは明白です。

日本ではジャーマン種のほうがポピュラーです。
日本に最初に持ち込まれたのがジャーマン種のほうだったようです。
日本におけるカモミール産地と言えば岐阜県の大垣市なのですが、そこで栽培されているのはジャーマンカモミールです。

ジャーマン種とローマン種はとてもよく似ています。
が、前者は一年草、後者は多年草という違いがあります。
見た目も少し異なっていて、どちらも白い花びらでも、花の中央にある黄色い部分がふくらんでいるのがジャーマン種、平たいのがローマン種です。
また、成分を比較してみると、似ていても違う点もあることがよくわかります。

カモミールと言えば、そう、鎮静効果。
ジャーマン種でもローマン種でも鎮静効果を持っています。
しかし、鎮静効果を発揮する成分ことカマズレン(アズレン)の含有量に違いがあるため、どんな風に鎮静効果を発揮するかに違いが出ます。




カモミールに含まれている鎮静成分・アズレン

精油。
エッセンシャルオイルとも言います。
植物の花や葉や種子などに含まれている“香りのもと”となっている成分を抽出した物が精油です。
ローマカミツレ花エキスは精油なのかというと、それは違います。
ローマカミツレ花エキスはあくまでもローマカミツレの花から抽出したエキスです。

カモミールの精油は、ジャーマン種とローマン種で色が異なります。
ジャーマン種は青色をしているのに対して、ローマン種は透明です。
ジャーマン種とローマン種との成分差をはっきり表しているのが精油の色だと言えます。

というのも、鎮静効果を発揮する成分・カマズレンの色が青で、含有量が高ければ青くなり、含有量が低ければ青くなりません。
つまり、ジャーマンカモミールのほうが鎮静効果に優れ、ローマンカモミールのほうが鎮静効果は弱いということ。

話が少し逸れますが、カマズレンはアズレン誘導体でもあるため、アズレンと呼ばれることもあります。
韓国コスメにはこのアズレンを配合していて鎮静効果が高いとして人気を博しているクリーム類もあります。

では、鎮静効果が高いジャーマンカモミールのほうが優秀なのかというと、そうとも言えません。
強い効果は強い副作用を生むことがあるからです。
強い効果に対する合う合わないはどうしてもありますから、アズレンを配合しているクリーム類も良い口コミが多い一方で合わないという口コミも存在しています。

ローマンカモミールのほうが鎮静効果が弱いというのは、見方を変えれば、効き方がマイルドだということになります。
そして、穏やかな効果は子供からお年寄りまで使いやすいということにもなります。




ローマカミツレ花エキスは頭皮を健やかにする

ローマカミツレ花エキスは鎮静効果を発揮する成分・アズレンの含有量が少ないものの、ジャーマン種とくらべると少ないという話で、鎮静効果をまったく持っていないわけではありません。
また、アズレン含有量が少ない=効果が穏やか=子供からお年寄りまで使えるという強みになっています。

では、ローマカミツレ花エキスを化粧品に配合した際にどんな効能を発揮するかというと、
*抗炎症作用
*抗菌作用
*(皮膚の)代謝促進
このように、皮膚に対して働きかけます。
また、抜け毛を抑制する作用もあります。
頭皮に対して非常に有効な作用ばかりですね。

炎症が起きていたとしても落ち着かせ、炎症が起きないように予防する抗炎症作用。
雑菌が増えないようにする抗菌作用。
皮膚の代謝・ターンオーバーの周期がとても長くなって皮膚細胞の入れ替わりが遅延することがないようにする皮膚代謝促進。
さらに、抜け毛抑制。

頭皮を健やかにすることは頭皮という畑で育つ髪の毛を健やかにするのと同じことです。
したがって、ローマカミツレ花エキスは、頭皮を健やかにすることでそこから生えてくる髪の毛も健やかにする成分ということになります。




まとめ

ローマカミツレ花エキスは子供からお年寄りまで幅広く頭皮を健やかにする

ローマカミツレ花エキスは、カミツレ=カモミールの花から抽出したエキスです。
カモミールは大きく分けて、
・ローマン
・ジャーマン
の2種類があり、日本で栽培されているのは主にジャーマン種のほうですし、スキンケアアイテムにも配合されている鎮静成分・アズレンを豊富に含んでいるのもジャーマン種のほうです。

とはいえ、ローマン種に鎮静効果がないわけではありません。
何より、アズレンの含有量が高くないイコール効き方が穏やかという見方もできます。
そして、効き方が穏やかであれば、子供からお年寄りまで安心して使うことができます。

ローマカミツレ花エキスを配合している「SBCP 生ミネラルシャンプー+」はジェンダーレス、つまり、ターゲット性別を設けていません。
男女関係なくお使いいただけます。
また、顔の肌も体の肌も髪も頭皮も皮膚の仲間という考えのもと、顔まで洗えるように作っているシャンプーです。
そういう意味でも、子供からお年寄りまで家族みんなで一緒に使えるシャンプーです。




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