アルガンオイルというオイルの名前を耳にしたことはないでしょうか?
もしも耳にしたことがあって、なんとなく知っているとしたら、アルガンオイルが貴重なオイルであることやちょっとお高いオイルであることもご存知かもしれません。
アルガンオイルは文字通りアルガンという木から取れるオイルなのですが、そのアルガンの木は世界広しといえどモロッコにしか生えない木です。
地域も限定されていて、モロッコの南西部でしかアルガンの木は育たないのだとか。
そういう貴重なオイルをSBCPではヘアマスクに配合しているのですが、油分では本当の意味では保湿できないと知っているSBCPがなぜヘアマスクに配合しているのか?
ヘアマスクに配合したことでどんなメリットがあるのか、デメリットはないのか?
アルガンオイルと「SBCP 生ミネラルマスク+」との関係に迫ります。
アルガンオイルはとても貴重で高級なオイル
アルガンオイルは貴重かつ高級なオイルです。
世界の中でも北アフリカのモロッコ王国にしかアルガンの木が生えていないこと、モロッコ王国の中でも限定された地域(南西部)でしかアルガンの木が育たないこと、アルガンの果実の種子からオイルを抽出するのですがアルガンの果実は収穫に制限があること。
そもそもの数が少ないのでどうしても貴重かつ高級になるということですね。
アルガンの果実を人間が採取することは法律で禁じられています。
「モロッコの黄金」と言われるほどに希少なオイルなので、乱獲を厳しく禁じているわけです。
ですが、人間が採取しなくてどうやって果実の種子を入手しているのかが不思議ですよね。
少し話が飛びますが、ヤギって木に登るんですよ。
ガケに近い斜面を器用にぴょんぴょんと跳ぶみたいにして移動するヤギもいます。
そんな実はアクティブなヤギは、アルガンの木にもひょいっと登ります。
そして、アルガンの果実を食べます。
果実は食べても種は吐き出します。
種の状態になってようやく採取が許されます。
採取というか落ちた種を拾うだけというか、とにかく、拾った種から芯を取り出し、その芯からオイルを抽出します。
現地ではアルガンの果実の種子の芯を石で叩き潰しているそうです。
アルガンの種子1粒から抽出できるアルガンオイルはほんの3パーセントほど。
アルガンの果実100個から抽出できるオイルは1リットル程度とのこと。
そもそもの数が少ない上に抽出できる量も豊富ではない。
貴重にも高級にもなるというものです。
アルガンオイルはビタミンE・リノール酸・リノレン酸を豊富に含んでいる
貴重で希少なオイルでも食用だったり肌への効果が皆無だったりでは、化粧品に配合される機会はあまりないと言えます。
が、モロッコはオイル美容が盛んな国です。
アルガンオイルも髪や肌に美容目的で塗布されています。
まず、アルガンオイルには美肌ビタミンと呼ばれるビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEはオイルの中ではオリーブオイルにも含まれていますが、アルガンオイルはオリーブオイルの3から6倍ものビタミンEを含んでいます。
ビタミンEが美肌ビタミンと呼ばれているのは抗酸化作用を持っているからです。
読んで字のごとく、酸化に抗う作用が抗酸化。
酸化は老化とは違ってあくまでも酸素と結合することなのですが老化を促進することがわかっています。
ゆえに、酸化に抗うことは老化を促進させないことになるということで、ビタミンEにはエイジングケア効果があるという見方もできます。
それと、アルガンオイルは、リノール酸とリノレン酸も豊富に含んでいます。
どちらも不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸とはざっくり言うと人間の体内で作り出せないけれど人間の健康にプラスに働く物で、オメガ3系脂肪酸が有名です。
また、リノール酸とリノレン酸には、メラニンの生成並びにチシロナーゼの活性化を抑制する効果と肌を柔軟にする効果があります。
日本でもアルガンオイルは販売されていますし、アルガンオイル配合のヘアオイルが人気を博しています。
SBCPはなぜアルガンオイルをヘアマスクに配合したのか?
SBCPでは油分を与えることと保湿はイコールではないと考えます。
保湿とは乾燥を予防改善することです。
乾燥は、水分だけを失っているか、水分も油分も失っている状態。
油分だけを失っているケースもなくはないですが人間の皮膚は皮脂というバリア機能を備えているので、油分は足りていることが多いです。
保湿というとクリームやオイルといった油分の多いアイテムを使うイメージを持っていませんか?
実際には、水分が足りていないなら水分を、水分も油分も足りていないなら両方を補わなければなりません。
水分だけを失っているとしても、水分も油分も失っているとしても、どちらにしても水分が足りていません。
だから、SBCPでは油分を与えることと保湿はイコールではないと考えているのです。
油分を与えることと保湿はイコールではないと考えているにも関わらず、「SBCP 生ミネラルマスク+」にアルガンオイルを配合。
それはひとえにアルガンオイルが単なる油分ではないからです。
オイルとなまえにつくくらいですから、水分か油分かで言ったらアルガンオイルは油分です。
ですが、アルガンオイルは肌にすっとなじみます。
これは、既述のリノール酸が人間の皮脂にも含まれる成分だからです。
なじみやすくて浸透性も高いため、皮膚の表面に残りにくい。
皮膚の表面に残りにくいのですから、皮膚の仲間である頭皮や髪の毛にも残りにくくてベタつきません。
そして、「SBCP 生ミネラルマスク+」には、素早く浸透する補修成分・ペリセア、洗い流してもとどまる保水成分リピジュア、熱で髪と結合してキューティクルを閉じる補修成分・エルカラクトン、吸着機能を持つヒアルロン酸・ヒアロベールを配合しています。
アルガンオイルだけを配合しているわけではないので、油分のみ与えることにはならず、むしろアルガンオイルはベタつかずに髪にツヤを出します。
まとめ
アルガンオイルは油分ではあるが髪に悪影響を与えることはない
アルガンオイルは、モロッコ王国の南西部にしか生えていないアルガンの果実の種子から抽出されるオイルです。
生えている場所が限定されている上に、果実ではなく種子、しかも種子の芯からしか抽出できません。
さらに、アルガンの果実を人間が採取することを国が法律で禁じていて、ヤギが食べ残した種子を回収し、石で種子を叩き割るという手作業を経るので、とんでもなく手間がかかっています。
ゆえに、貴重かつ高級なオイルとして流通しています。
しかしアルガンオイルはただ単に高級なだけでなく、
*抗酸化作用を持つビタミンEを豊富に含む
*人間の健康にプラスに働くリノール酸とリノレン酸も豊富に含む
という、価格に見合う効果を持っているオイルです。
価格に見合う効果を持っていても、オイルはオイル、オイルは油分。
皮膚も、皮膚の仲間である頭皮や髪も、乾燥すると水分が失われるか水分も油分も失われます。
どちらにしても水分が失われているので油分を与えても乾燥状態はリセットできません。
そこまでわかっていて、なぜに「SBCP 生ミネラルマスク+」にアルガンオイルを配合しているのか?
それは、アルガンオイルに含まれるリノール酸が人間の皮脂にも含まれている成分だからです。
人間の皮膚のバリア機能である皮脂に含まれているのですから、髪にも頭皮にも悪い影響は与えません。
むしろ、すっとなじんで表面に残りにくく、それでいて髪にツヤを出してくれます。
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