エルカラクトンは熱で髪と結合することで持続性を持つ毛髪補修成分

エルカラクトンは熱で髪と結合することで持続性を持つ毛髪補修成分

エルカラクトンは日本精化というメーカーが開発した成分です。
日本精化曰く、「毛髪アンチエイジング成分」とのこと。
SBCPのアイテムの中では「SBCP 生ミネラルマスク+」に配合されています。
ヘアマスクに配合することでどんなメリットをもたらしているのかを解説します。




エルカラクトンはアブラナ類油脂に含まれるエルカ酸の誘導体

エルカラクトンは、同じく「SBCP 生ミネラルマスク+」に配合されているメドゥフォーム‐δ‐ラクトンと名前が少し似ています。
メーカーが同じ?
原材料が同じ?
いいえ、どちらも、『ラクトン』というだけの話で、親戚のような成分というわけではありません。

まず、『ラクトン』とは誘導体という意味で、つまり、エルカラクトンもメドゥフォーム‐δ‐ラクトンも何らかの誘導体ということです。

では、エルカラクトンは何のラクトン=誘導体なのか?
『エルカ』の誘導体です。

厳密には、エルカ酸という菜種油などに含まれている成分の誘導体です。
エルカとは「アブラナ類」を意味する単語です。
つまり、植物性油脂、特にアブラナ類の油脂にエルカ酸という成分が含まれていて、それに手を加えて誘導体化した物がエルカラクトンということです。

SBCPというブランドではケミカルな成分を使用していないのかと言ったらしています。
が、植物由来成分にもこだわっています。
「SBCP 生ミネラルマスク+」にはエルカラクトン以外にも、ボタンエキス、ヒキオコシ葉/茎エキス、ローマカミツレ花エキス、アルカニア花エキス、オドリコソウ花/葉/茎エキス、オランダガラシ葉/茎エキス、ゴボウ根エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、ニンニク根エキス、ローズマアリー葉エキス、フユボダイジュ花エキスという12種類の植物由来エキスを配合。
この12種類の植物由来エキスは「SBCP 生ミネラルシャンプー+」並びに「生ミネラルトリートメント+」にも配合しています。




エルカラクトンは熱に反応する毛髪補修成分

エルカラクトンがアブラナ類油脂に含まれるエルカ酸の誘導体だとわかったところで、では、そのエルカ酸の誘導体が何なのか?
エルカラクトンを作ったメーカーである日本精化曰く、「毛髪アンチエイジング成分」とのことなので、毛髪のための成分であることは間違いありません。

毛髪のアンチエイジングについては置いておいて、もっとわかりやすいエルカラクトンの特徴から説明しますと、エルカラクトンは熱反応性毛髪補修成分です。
文字通り、熱に反応する毛髪補修成分。

熱は髪の毛にとってあまり良い物ではありません。
ドライヤー然り、ヘアアイロン然り、熱を発する道具は多かれ少なかれ髪の毛を傷めます。
髪の毛の最外殻であるキューティクルに熱に反応して開くという性質があるからです。

しかしながら、エルカラクトンは、本来は味方ではない熱を味方にします。

エルカラクトンが髪の毛の内部に浸透。
その後にドライヤーやヘアアイロンなどで熱を加えると、髪の毛の内部に浸透しているエルカラクトンと髪の毛の中に存在しているコルテックスというアミノ酸とが結合します。
これにより、キューティクルが開いているとしても開きやすくなっているとしても、キューティクルがしっかりと閉じられるようになります。

キューティクルが開いていると、髪の毛の内部の水分も栄養も流出するばかりになります。
キューティクルは可能な限り閉じていたほうがいい!
エルカラクトンはその『可能な限りキューティクルを閉じさせる』毛髪補修成分というわけです。




エルカラクトンは熱に反応して結合するので持続性がある

エルカラクトンはキューティクルを閉じます。 ドライヤーやヘアアイロンなどの熱に反応し、髪の毛の内部のコルテックスと結びつくことでキューティクルを閉じます。 エルカラクトンを塗布しているあいだだけキューティクルを閉じるといった一時的なものではなく、結合というそこそこ持続性があるキューティクルの閉じ方というか閉じさせ方をします。 髪の毛が傷まないようにするためには長時間に及ぶ自然乾燥は避けたほうがいいと広く知られています。 が、例えば、子供と一緒にお風呂に入ったママさんはお風呂から上がってすぐにドライヤーを使う余裕はありませんよね? エルカラクトンは結合してキューティクルを閉じるので毎日毎日リセットされるような閉じさせ方をしません。 なかなかドライヤーをする余裕がなくてキューティクルが開きがちになっている人のキューティクルでも閉じてそれが持続するわけで、すぐにドライヤーを使えないない人にとって、エルカラクトンはメリットの大きい成分です。 熱に反応するという性質上、エルカラクトンを髪の毛に浸透させた日だけはドライヤーをどうにか使ってほしいのですが。 逆に言うと、それさえ守れば、すぐにドライヤーで乾かせなくて放置する時間があってもキューティクルが開きっぱなしになるのを予防できます。 エルカラクトンを配合している「SBCP 生ミネラルマスク+」は週1~2回の使用を推奨しています。 週1回、「SBCP 生ミネラルマスク+」を使用して、使用した日だけはなるべく早くドライヤーを使って乾かすようにする。 それだけで、何もしないよりもキューティクルがしっかりと閉じるようになる、というわけです。




まとめ

エルカラクトンは熱反応毛髪補修成分で持続性がある

エルカラクトンは、アブラナ類油脂に含まれるエルカ酸の誘導体で、毛髪補修成分です。 それも、熱に反応して髪の毛の内部のコルテックスと結びつくという毛髪補修成分です。 これにより、エルカラクトンが配合されているヘアマスクなどを使用し、ドライヤーやヘアアイロンなどで熱を与えると、 *キューティクルが閉じる *熱に反応して結合するので持続性がある というメリットが生まれます。

熱は、本来であれば、キューティクルを開く原因です。 ですが、エルカラクトンは熱を利用してキューティクルを閉じさせるので、熱は敵ではなくむしろ味方となります。

SBCPの中では「SBCP 生ミネラルマスク+」にのみエルカラクトンを配合しています。 キューティクルを継続的に閉じさせることができれば、不用意に髪の毛の中の水分や栄養を流出させずに済みますから、自ずと健やかな髪になっていきます。




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