リピジュアは保水力が高くて浸透が良くて洗い流されにくい優秀な保湿成分

リピジュアは保水力が高くて浸透が良くて洗い流されにくい優秀な保湿成分

リピジュアはポリマー素材です、と言われても、よくわからないですよね。
しかしながら、「リピジュアは保湿成分です」という説明であれば、伝わるでしょうか。
ポリマー素材であり保湿成分でもあるリピジュアは「SBCP 生ミネラルマスク+」に配合されている成分のひとつです。
保湿成分としてかなり優秀なヒアルロン酸よりも優秀だと評されるリピジュアとはどんな成分なのか?
ヘアマスクにリピジュアを配合するメリット、デメリットの有無、デメリットがあるとしたらどんなデメリットなのかを説明します。




リピジュアがヒアルロン酸よりも優秀だと言われるのには根拠がある

リピジュアがヒアルロン酸よりも優秀だと言われるのは、単純に、ヒアルロン酸よりも高い保湿力を誇るからなのですが。
保湿力が高いとは、つまり、どういうことなのでしょうか?

一般的に、保湿成分の保湿力は数字でわかるようにはなっていません。
ヒアルロン酸は10でリピジュアが20ですよというような表示があればわかりやすいですけれども、そういう表示はないんですね。
それでも、リピジュアはヒアルロン酸よりも優秀だと言われています。

保湿成分の中には保水成分を兼ねている物があります。
保水とは水分をキープすること。
水分をキープして逃がしにくいから乾燥しにくくなって保湿できるという成分が保水かつ保湿成分、というわけです。

ただ、保水するのは同じでも水分をどのようにキープするかに違いがあります。
キープの仕方ががっちりとしているほど水分が逃げにくく、水分が逃げにくければ逃げにくいほど優秀な保水成分だと言えます。

最強と言われるくらいに水分を逃がしにくいのが、水分を挟み込むセラミドです。
ヒアルロン酸は水分を抱え込みます。
水分をつかむだけの保水成分とくらべると抱え込んだほうが水分を逃がしにくいので、ヒアルロン酸もなかなかに優秀な保水成分です。

では、ヒアルロン酸よりも優秀だと言われるリピジュアはどんな風に水分をキープするのでしょうか?

どんな風に、ではなく、どれくらいキープするのかであればはっきりしています。
リピジュアの保水力はヒアルロン酸の約2倍。
これは、『ヒアルロン酸とリピジュアとをそれぞれ塗布して、時間を置いてから塗布した皮膚の水分量を確認したところ、リピジュアを塗布した皮膚の水分量のほうが約2倍多かった』という実験結果ゆえです。

記述の通りに保水力は数値化されているものではありませんが、ヒアルロン酸とリピジュアの比較についてはそういう実験結果が出ているということです。
ゆえに、リピジュアはヒアルロン酸よりも優秀だとしばしば解説されるのです。

ちなみに、ヒアルロン酸は1グラムあたり6リットルもの水を抱え込むので、リピジュアは単純計算で1グラムあたり12リットルもの水をキープする保水力があることになります。




リピジュアは肌なじみが良くなることを目的に開発されたので浸透が良い

リピジュアは単に保水力が高いだけでなく、肌なじみが良い、すなわち、浸透しやすいというメリットを持っています。

ヒアルロン酸は、リピジュアに及ばないとしても、保水力は高いほうです。
ですが、ヒアルロン酸は分子サイズが大きく、皮膚に浸透しやすいかしにくいかで言うとしにくいという欠点を抱えています。

リピジュアはというと、ヒアルロン酸よりも分子サイズが小さい!
ヒアルロン酸より小さいというよりも分子サイズがとても小さいので、浸透しやすいです。
例えるなら、リピジュアがビーズで、ヒアルロン酸がビー玉でしょうか。
ビー玉とビーズをザルに入れたら、ビーズはザルを通り抜け、ビー玉はザルに残りますよね?
この場合のザルは皮膚の表面です。
ビーズみたいに細かいリピジュアであれば浸透し、けれど、ビー玉みたいに大きいヒアルロン酸だと浸透せずにとどまるということ。

表面にとどまることで表面にうるおいを与えるという見方もできます。
が、肌にしても髪にしても表面よりも下のほうで水分をキープしているため、そこまで浸透できるならしたほうが肌も髪もうるおいます。

リピジュアはそもそも肌なじみが良くなるように作られた成分です。
眼球をうるおしている涙に含まれているリン脂質という成分に似せて作られました。
化粧品の原材料として作られたのではなく、人工臓器の表面処理剤のために作られたという経緯があり、人工臓器が人体になじみやすくするための物だったのです。
人体になじみやすくするための物が人間の皮膚になじまないわけがない、ということで、リピジュアの肌なじみの良さ、ひいては浸透の良さは偶然そうなったわけではなくそうなるように作られたからなんですね。




リピジュアはしっかりととどまって洗い流されないのでヘアマスク等に最適

リピジュアはさらに、洗い流しても流されにくい、とどまりやすいという強みまで持っています。

保水力の高さは魅力ではありますが、保水力が高い成分は他にもなくはないです。
しかしながら、保水力の高さがダントツであるセラミドは流されにくくてとどまりやすいという性質は持っていません。
セラミドに限った話ではなく、どんなに優秀な保湿成分でも洗い流されてしまったら髪や肌には残りません。
洗い流さないアイテムであれば問題はないのですが……。
洗顔料やクレンジングやシャンプーやコンディショナーやトリートメントやヘアマスクといった洗い流すことを前提としているアイテムは、保湿成分などが配合されていてもある程度は洗い流す際に一緒に流れてしまいます。
100パーセントきれいさっぱり流れてしまうのではなく多少はとどまるので配合することは無駄ではないのですが。

そこで、リピジュアです。
洗い流しても流されにくいリピジュアであれば、クレンジングでもシャンプーでもコンディショナーでもトリートメントでもヘアマスクでも、“多少は”とどまるのではなく“しっかりと”とどまります。
しかもリピジュアは保水力が高い!
洗い流すアイテムにこれでもかと適している保湿成分だと言っていいでしょう。

だからこそ、SBCPではヘアマスクという洗い流すアイテムこと「SBCP 生ミネラルマスク+」にリピジュアを配合しました。




まとめ

リピジュアはメリットばかりでデメリットらしいデメリットはない

リピジュアは、
*ヒアルロン酸の約2倍の保水力を誇る
*分子サイズが小さくて肌なじみが良くて浸透しやすい
*洗い流されにくくてとどまりやすい
という保湿成分です。

メリットばかり!
こうもメリットばかりだとデメリットという落とし穴がありそうなものですが、リピジュアはこれといってデメリットはありません。

優秀な成分はその優秀さに見合う高価格帯であることが多く、実際、セラミドはどちらかと言えば高価格帯です。
ところが、リピジュアはセラミドよりもお安いです。
30ミリリットルの原液で3,000円くらいの価格帯ですから、化粧品の原材料としてはお手頃価格なほうです。

デメリットを絞り出すとしたら、まだ知名度がそこまで高くない点でしょうか。
人気のあるシートマスクに配合されるなどで知っている人は知っている成分なのですが、ヒアルロン酸やコラーゲンといった一世を風靡した成分とくらべるとまだまだ知られる余地があると思われます。




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